PHPBrew で PHP の複数バージョン管理を行う
PHPの複数のバージョンを管理できるツールとして、有名どころとしてphpenvやPHPBrewがあります。 どちらもとても優れたツールですが、PHPBrewのほうが個人的に使い勝手がいいと思っています。 また、phpenvは注意しないとrbenvと干渉してしまうため(phpenvのほうが干渉する)、 ここではPHPBrewについて書いていきます。
1. インストール手順
インストールは簡単で下記のように入力していきます。
$ curl -L -O https://github.com/phpbrew/phpbrew/raw/master/phpbrew
$ chmod +x phpbrew
$ sudo mv phpbrew /usr/bin/phpbrew
インストール後、初期設定を行います。
$ phpbrew init
.bashrcか.zshrcに以下のコマンドを記載して、シェル起動時にPHPBrewの設定が読み込まれるようにします。 ※bashもzshも同じ記載内容
source ~/.phpbrew/bashrc
これでPHPの複数バージョン管理ができるようになりました。 使い方はphpbrewのヘルプをみるとだいたい分かるかと思います。
phpbrew コマンド一覧(例)
phpbrew list
phpbrew known --update
phpbrew known --old
phpbrew install 5.4.0 +default
phpbrew install --test 5.4.0
phpbrew use 5.6.4
phpbrew switch 5.6.4
phpbrew off
phpbrew switch-off
phpbrew コマンドの詳細ヘルプ
例えば phpbrew known
のコマンドを調べたいときは次のようにします。
$ phpbrew help known
NAME
known - List known PHP versions
SYNOPSIS
/usr/bin/phpbrew known [options]
OPTIONS
-m, --more
Show more older versions
-o, --old
List old phps (less than 5.3)
-u, --update
Update release list
phpbrew 1.18.4 powered by https://github.com/c9s/CLIFramework